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霧生家の若手忍者・陽炎太(大野拓朗)。幼い頃から、ずっと親の愛を知らずに生きて来た。父親は、赤い鼻をした剣山という伝説の忍者。10歳の時に生き別れとなり、それ以来一度も会っていない。ある時、陽炎太は仲間の忍者と共に、ミッションのため江戸に。大名屋敷から特別な金魚を盗み出すという簡単な任務だった。無事に屋敷に忍び込むことに成功し、金魚を盗み去ろうとした時、そばに生き物の気配が。それは赤鼻の、でっぷりと太った猫(金時)。見覚えのあるその猫は、どことなく父親の雰囲気に似ていたのだった…。